レポート★ダンスダンスアジア〜最も世界に近い2チームが圧巻のパフォーマンス

2015.11.08 DANCE

10/30に続いて、「DANCE DANCE ASIA-Crossing the Movements」10/31公演の模様をお届けしよう。

 

【Memorable Moment】

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単独公演も素晴らしいクオリティだった彼女達も、もちろん日本代表としてDDAに登場。

作品にはコンテンポラリーの要素が強いチームだが、ストリートダンスの匂いがするのは、リズムの良さとその強いメッセージ性のせいだろうか。

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表現したいことが伝わること。

時代に対してカウンターであること。

世の中へのアンチテーゼを含んでいること。

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ストリートダンスがスタイルではなくアティチュードだとすると、Memorable Momentはまさにストリートダンスチームと言えるだろう。

 

この日のステージも、目まぐるしい場面展開で、さまざまな「イメージ」を観客にブツけてくるMM。

その表現どれもが遠慮なく、切れ味鋭く、本質を射抜いてくる。

裏切り、悲しみ、嘆き、孤独、決意。

自主公演作品に比べると抽象的な表現が多いが、それだけに短時間でも圧倒的な印象・残像を残していく。

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このチームを評するには、もはやスキルや演出云々を語るには相応しく無いだろう。

 

次はどんなメッセージをダンスで伝えてくれるのか──。

 

こんな時代だからこそ、MMのメッセージ性と表現方法を、若者に、未来に、世界に広めてもらいたい。

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【Phillipine All Stars】

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こちらはフィリピンからの招聘チーム。

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カラフルな衣装、強烈なキャラ立ち、それぞれの異なるダンススタイルと自己アピール力。

前日のタイのチームもそうだが、日本のダンスチームにないパワーを、アジアのダンサーは持っている気がする。

言い換えると「折れない心」というか、ステージに立った以上は、120%自分を表現して、どんなことがあっても観客を楽しませる「気概」がまるで違うのだ。

それが皆、表情というか「顔面力」に表われている。

 

ステージの中盤では、悪ふざけに近いぐらいのコメディ場面が続いて、やや客との間に笑いの文化の隔たりが見えてしまったか……

と思いきや、終盤は怒濤のソロダンスのオンパレードで、グイグイっと盛り上げてしまう。

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よく言う、良いバンドはパーティーバンド的な要素を持っていると。

 

Phillipine All Starsはまさに「パーティーダンスチーム」だ。

 

ダンスは自己満足のモノでもなく、ヘタに芸術ぶりもしない。

あくまで観客のため、「大衆文化」としてあるべき。

 

…なんて彼らのメッセージ、、、Phillipine All Starsの「ストリートの魂」を垣間みたような気がした。

 

 

【BLUE TOKYO】

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ある意味、「ダンスチーム殺し」のチームである。

 

というのは、ダンスイベントに出るや、その脅威の身体能力、バク転や宙返りの連続で、すべてのインパクトをさらってしまうのだ。

 

彼らが出演したダンスイベントで、帰りの観客が「体操のコたち、凄かったね〜」という声を必ず聞く。

たくさんの素晴らしいチームが出ていたとしても、彼らの宙返りの軌跡が脳裏に焼き付いてしまう。

そして、「また見たい!」と快感になってしまうのだ。

 

元々は、青森山田高校の男子体操部員がダンス表現に取り組んで生まれたチーム。

それが、あれよと言う間に、シルクドソレイユなどの「世界」へと進出してしまった。

 

この日のステージで久々に彼らを見ると、驚くほど進化していたのだ、ダンスの表現力と演出力。

 

これまでの彼らの見どころはもちろんアクロバットであって、ダンスや演出等は「そのつなぎ」という印象があったのだが、今回のステージでは「ダンサーがアクロバットも高度にやる」という見え方に進化していた。相当な努力と向上心を持っているのだろう。

 

まぁ、それでも毎回、思う。

 

下の写真を見てほしい。

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どんだけ跳ぶんだ!って!!

 

 

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