レポート★菅原小春、初のソロ公演「Sugar Water」は生音と感情の激しいブツかり合い!

2016.03.22 DANCE

2016年2月21日「Sugar Water」

 

今をときめく、菅原小春の初のソロ公演はなんと寺田倉庫。

前衛的なアーティストやイベントが行われる寺田倉庫だが、ダンサーとしては初めてか?

日本のストリートダンスとは一線を画す彼女らしく、ハコも珍しければ形態も珍しい。

 

会場を見渡すと、いつものダンスイベントとは違ったお客さんの顔ぶれ。

おそらく、彼女をさまざまなメディアで知りファンになった、一般の女性たちがほとんどだ。

ダンサーとしてより、女性の強い生き方を体現する彼女のオーラに引き寄せられたのだろう。

 

これからどんなことが、どんなダンスが見られるのか?という期待のなか彼女は登場した。

なんと!ドラム、アコギ、ピアノ、バイオリンという生楽器奏者を次々に従え、その即興演奏に合わせながら彼女もアドリブと思われるダンスをブツけていく。

 

倉庫に響く生音の迫力!

それに即応的に共鳴するダンスの緊張感!

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フリースタイルのダンスと言えば言葉は簡単なのだが、予測のつかない演奏に対して感性とカラダを反応させていくというパフォーマンスこそ、まさにフリー(自由)スタイルだ。

 

感情をカタチにする。

それを可能にするスキルとフィジカル。

そこで試される人間性と挑む勇気。

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ダンスはもちろん、小さい頃から両親の影響で音楽が大好きだったという彼女。

キッズダンサー時代から、その存在は他の誰よりも抜きん出ていた。

ティーン時代もトップダンサーとして駆け抜け、単身海外へ飛び込み、瞬く間の大活躍。

海外の芸術や文化に振れ、そこから大きなインスピレーションを受けたであろう、このステージ。

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ダンサーからアーティストへ。

従来のダンサーの枠を超えようと、むき出しのまま、もがき、踊り、風景を変え続けるその姿に、観客は拍手の間もないほど釘付けだ。

時に仲間とファンキーなヒップホップを、女性ダンサーと情念的な群舞を披露し、ダンサーとしての幅の広さを見せる。

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ハイライトは、ベッドの上で苦悩と悲しみを表現したソロダンス。

その迫力とエモーションに飲み込まれ、場内は静まり返る。

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エンディングは、艶やかなドレスをまとっての楽団とのコラボレーションだ。

音楽は、ブルースやスウィングジャズやロックなど彼女の意外なルーツが見え、出演者の衣装プロデュースまで含めた世界観が統一されている。

ダンス自体よりも、他の要素に目がいく瞬間が多いぐらいだから、プロデュース面にも相当な力を入れていたのだろう。

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初のソロ公演は、彼女でしかできない、「菅原小春」という人間を赤裸々に表現したものだ。

ダンス公演というより、そこに菅原小春がいた、というような徹底された空間表現。

事実、彼女が去った後のステージの「余韻」がそれを物語っていたかのようだった。

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Photo: Jiro Konami
Make: Sada Ito for NARS Cosmetics (DONNA)
Hair: KENICHI for sense of humour (eight peace)
Stylist: Kazue Mizushima
Special Thanks: Limi Feu, KENZO

posted by Hisayoshi Ishihara(DANSTREET)

 

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