インタビュー★バブリーダンスの仕掛け人!登美丘高校コーチakane独占インタビュー!あの動画の撮影秘話も!

2017.12.24 HIGH SCHOOL

登美丘高校の快進撃が止まらない。
もはや高校ダンス部の域を超え、単なるダンス動画の枠も飛び越え、社会現象と言えるまでのブームとなりました。
その仕掛け人であるコーチ「akane」のインタビューを『ダンスク!』第14号から抜粋してお届けしよう!

 

大阪府立登美丘高等学校ダンス部コーチ

akane

私は自分のことお笑い芸人やと思ってます(笑)
そのぐらいダンスの演出面も価値のあるものにしたいんです

インタビュー:石原 久佳(本誌編集長)
撮影:今田 和也

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——まずは、2017年のダンススタジアムの結果についてどう考えていますか?
準優勝っていう結果だけを見て、みんな「登美丘落ちたんや」とか「登美丘またネタ系でいったからこんなんなったんや」みたいな風に思われるのが悔しいなと思いました。私たちとしては、こんなに楽しい作品作って、絶対みんなを元気にできるから、たくさんの人に見てほしいっていう思いがずっとあって、それが準優勝だとあまり見てもらえないのかな、という悔しさが直後にありましたね。
——それがその後の大反響です。キャプテンも人気者になりました。
彼女は……、そんなまさか!って感じでしたね。1年生の時なんか、パッとしないし、華もないしって感じだったんですけど、YouTubeで「踊ってみた」活動をやった時に彼女への反響があったりして、この子を活かして作品作りをしようと思ったんです。上の代に比べて力強さでも劣っていたから、全く違うことをやらなきゃとも思ってました。
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——コーチとしては、やりたい作品を実現するために生徒のレベルをそこまで上げるのか、生徒のレベルと伸び代を予想して作品のレベルを決定するかは、どちらですか?
両方ですね。五分五分ぐらい。かと言って、登美丘がレベルの低いものは見せられない。生徒のできることで自分の求めているレベルに持ってこれるのが一番ですね。最初に生徒ができる最大限のレベルを見抜いて、この作品を作ろうとか、試行錯誤を重ねてやっていく感じです。

——エンタメ系の作品作りの難しさは?
よく人から言われるのが「この隙間をよくいけてるよね」ってことなんです。私は昔からその「隙間」を考えて生きているんで、スベってるとか、やりすぎとか、やらなさすぎとかは自分しかわからないんです。だからどこもウチを真似できないと思いますよ。

——なるほど。面白いけど、カッコいい。大爆笑じゃないけど何度見ても面白い。そんな「隙間」を突いてるわけですね。
私は普段ダンス動画も見てますけど、それよりも昔からお笑いを見てるんです。ダウンタウンとか昔から大好き。私は自分のことダンサーよりもお笑い芸人やと思ってます(笑)。そのぐらいの気持ちで、ダンスの演出面も価値のあるものにしようと思ってるんです。

——影響源が普通のダンサーと違うわけですね(笑)。生徒にやる気や自主性を出させる指導法はありますか?
まず、お客さんの反応を実際に感じさせる。どんなに頑張れとかやれって言っても、結果が出ないと本気でやれないと思うんですよね。だから私は、私は絶対に結果が出せるように作品を作るし、みんなが頑張ったら絶対に結果が出るっていうところまでは絶対に持っていきます。で、頑張った→結果出た→嬉しい→次も頑張ろう!っていうモチベーションが生まれる。結果が出なくても、お客さんの反応をまず感じさせることがすごく大事。いろんな舞台に実際に立ってみて、緊張感やドキドキ感、緊張しすぎて振りを踊れなくなっちゃったってことを経験させて、自分なりに感じさせる。「頑張ったらこうなるんや」とか「頑張ったけどこういう失敗しちゃうんや」とか「こうするとこんな風に怒られるんや」とか、短い期間の中で良いこと悪いことをたくさん経験させています。

——引退した3年生=バブリーダンスの代はどうでしたか?
もう最初は何にもできなかったんですよ(笑)。やりなさいって言われたこともやらない。次の日これ用意しときなさいよって言ったこともやらない。下の代も引っ張っていけてなかったし、私との関係も険悪になっちゃって、もう大変でした。最後まで褒めることはしなかったですけど、だから、よくあそこまで行きましたよ。

——一体どんな練習をして持ち上げてきたんですか?
何回も何回も繰り返し練習するしかないです。繰り返し練習して、ダメ出しして、いいところは言って、繰り返し練習するしかないんですよね。

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——akaneさんの指導シーンはテレビでも話題でしたね(笑)。あれは、何を理想にしているんでしょうか?
自分の頭のイメージですよね。自分の頭にある、踊りのラインとかシルエットとか表情。要するに、私が心から笑えないと意味ないんですよ。私は作ってる側やし、毎日のように見てるダンスを笑うわけないんですけど、それを塗り替える笑いが作れるんです、練習で。だから、毎回踊るたびに変えてみなさいって言ってます。一旦笑いが作れても、でもまだ先があるかもしれないから、それをベストだと思うなって。私が振り付けしていても、結局生徒達が踊るので、振り付けをどうやって噛み砕いてどうやって自分のものにするかは自分次第。ソロとかは絶対自分達で作らせますね。そして、振り付けのニュアンスを自分たちで理解して、本当の笑いが出たら、それ合格やんって。振りができてるとか揃ってるからスゴいとなるわけではなくて、パフォーマンスは生だから、生でしかわからない部分っていうのを絶対入れなきゃいけない。お客さんにも、生だから味わえる特別感を持って帰ってほしい。だから映像には映らない面白さとかも追求してます。本番でその感じを出すために、練習も常に全力でやらなきゃいけない。手を抜けないので大変ですよね。気持ちの維持がうちのチームは一番課題なんです。

——先ほどから、観客ではなく「お客さん」って言ってますね(笑)。
あ、ホンマや(笑)。でも、大会だろうと人前に立っている以上、彼女たちはダンサー。プロもアマチュアも関係なくて、舞台の上で発表するならプロ意識をちゃんと持ってほしいんですよ。お客さんには絶対喜んでほしい。生徒達のどうこうじゃない。「あんたたちが楽しいかどうかは関係ない」って、お客さんをまず一番に考えなさいって私は言っています。

——今後の目標は?
登美丘が落ちるってことは100億%ないです。登美丘ダンス部はずっと新しいことを見せていきます。私としては、日本のダンスのレベルを上げて、それを海外の人にも見てもらいたい。ダンスでいろんな人を元気にしていきたいですね!

 

コラム#1

今年最も話題になったYouTube動画!
驚異の「バブリーダンス」動画の撮影秘話

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映像はダンスタが終わったら撮ろうと、当初から予定していました。ダンスタのステージ映像もけっこう再生回数がいっていて、ちょっと話題になっていたから「あぁ、もっと見せたい!」って余計に思いましたね。びっくりすると思うんですけど、作品のカット割りや映像編集は全部当日にやったんです(笑)。撮影場所に借りたお店にケツカッチン(終わりの時間)があって、開店までの2時間の中で全部撮らなければならなかった。会場入っても、私の中で何もイメージがなくて、全部その場の思いつきで撮りました。撮影自体も私一人で、セグウェイに乗って(笑)。映像についての勉強もしてないです。YouTubeも動画も全部ほんまに趣味なんで、すんませんって感じです(笑)。(akane)

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コラム#1

エアロビ〜おばちゃん〜バブル
普通じゃない!登美丘DANCEヒストリー

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「エアロビ(2015年)」と「おばちゃん(2016年)」に関しては、太めのコが入部してきたから思いついたんです(笑)。彼女をどうやって活かすかっていうのが、私の力試しになるだろうと思ったので、ああいう方向性になりました。あの代には力強いダンスができるコが多かったですし。パロディ作品に関しては、私は大学時代はあんなことしかしてなかったんです(笑)。ジャズダンスは子供の頃からやっていて、つまらないわけではなかったし、そういうものもやるんですけど、ダンス部のコには初心者ばかりなので、そんなん1、2年でやったってどうもならんのです。だから、生徒にできる最大のことをやるのがコーチの宿命だと思ってます!(akane)

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