ランキング★2017年ベストDANSTREET記事はすべて登美丘高校!そこから見えた「2018年、ダンス部元年」のスタート!

2017.12.31 HIGH SCHOOL

さて、恒例のDANSTREET年間記事ランキングです!
なんと!すべて登美丘高校絡みの記事でした!

テキスト:石原久佳(DANSTREET/ダンスク!)

★第3位:速報★ビッグクラス全国優勝は同志社香里高校が返り咲き!第10回ダンススタジアム出場全55チームレポート

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こちらはDANSTREETおなじみの高校ダンス部大会レポート記事です。
ダンス部大会の最高峰「ダンススタジアム」の全国決勝大会を前日のスモールクラスと合わせて全チームレポートしました。

注目は登美丘高校の三連覇なるか?!というところでしたが、作風としては登美丘の対極にある芸術性の高い同志社香里高校が優勝を飾りました。
この前月のDCCでは、同志社が登美丘に負けていたのですが、短期間に作品をブラッシュアップした同志社の執念が実った形です。tomioka
個人的には3位の堺西高校も優勝してもおかしくない素晴らしい作品でした(ホントに大阪勢は強いです)。

実は、登美丘と同志社香里の2校は2017年初頭に『ダンスク!』で取材に訪れています。

同志社は寒風が吹き込む練習場で、100名上の大規模でストイックに練習に励み
>>訪問記事
登美丘も、狭い廊下や屋上を練習場にとても密度の高い練習をしていました。
>>同時期に登美丘が取材されたYahoo!特集:急成長した「部活ダンス」高校生はなぜ踊るのか?

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その時に極秘で練習していたのが「ダンシングヒーロー」であり、中心になっていたのが林沙耶キャプテン(伊原六花)でした。

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正直、エアロビ〜おばちゃんときて「ダンシングヒーロー」の流れには、「面白いけど、今年は勝てるかな…」という一抹の危惧を持っていました。
ダンス力が足りないと言われた2年生の練習風景に、悲壮感のようなものも感じました。
実際3月の岸和田市の大会でも優勝は飾るも正直なところ不安の残る出来でした。

そこからググッと作品力を上げてきて、登美丘はDCCでは見事優勝。
しかし、最高峰の8月のダンススタジアムでは惜しくも2位。
終演後のロビーでは、「応援してれた方々に申し訳ない…」と悔し涙に崩れる登美丘の部員たちと、その横で優勝インタビューを受ける同志社香里、というコントラストが残酷に映ります。

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その時、akaneコーチと話した際に彼女の「でも、負けた気がしないんです…」という言葉が負け惜しみに聞こえず、妙に印象に残りましたが、まさかその後にこんな奇跡のような出来事が起こるとは、その時は誰も予想できませんでした…。

 

★第2位:レポート★DANCEで笑いをCOOLに再現!〜登美丘高校ダンス部だけが「特別」な理由をダンスク編集長が真剣に考察

そして、その後の9月です。
産経新聞によるダンススタジアムの登美丘高校の動画が話題を呼び始め、そのタイミングでakaneコーチのアカネキカクがバブリーダンスの動画を公開!

開店前のクラブを2時間借り切って、ほぼノープランでakaneさん自らが撮ったというこのPV(撮影ウラ話はコチラ)、今年の「最も話題になったYouTube動画」に選ばれています。

現在再生回数32,000,000回!
今年公開された東京ゲゲゲイの「ゲゲゲイの鬼太郎」が700万回、それを比較してもダンス動画としてのこの再生回数は驚異的です。

とは言え、登美丘高校の作風はダンス部としては完全に「異端」です。
異端ですが、やりきっているから、突き抜けているからこそ、大会でも勝てるのです。
事実、大会で登美丘高校が踊り終わった後には、他の学校にはないどよめきと歓声が起こります。エンターテインメントを作っているからです。

その強さの秘密を細かく分析したこの記事が第2位に輝きました。

ただ、今の高校ダンス部がすべて登美丘高校のような作品を作っているわけではありませんし、先の同志社香里のように芸術性の高いダンス部もあれば、ストリートダンスの魅力を詰め込んだカッコいいダンス部もあり、実に多彩で多様なんです。

登美丘高校をきっかけに、「高校ダンス部」全体に興味を持つ人が増え、その多様性を知り、他校にも注目が集まり、ひいては高校野球ファンのような「高校ダンス部ファン」が一般に増えるきっかけになれば、と肯定的に考えています。

そういう意味で、すでに盛り上がってはいるものの、2018年は「ダンス部元年」と言っても良いかもしれませんね。

 

★第1位:インタビュー★登美丘高校キャプテンが「伊原六花」として芸能界デビュー決定!ダンス部界初のスーパーヒロインに独占インタビュー!

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この記事は、12/19に公開したばかりですが、一時はサーバがダウンするほどの驚異的なアクセス数を稼いで堂々の1位です(2位の記事ともケタ1つ違いました)

また、さまざまなコピペメディアや動画ニュースで、記事と写真が引用または無断使用されていて、イマドキのネットニュース拡散の仕組みを体感した次第でもあります。

彼女は、1年前の訪問取材の練習でもひときわ輝いていました。

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もちろんルックスやスキルも目立っていたのですが、それ以上に、プレッシャーもありながら大きな目標の達成を目指して、日々健気に部を引っ張っていく意志の強さが、内面からの輝きとして現れている女性でした。

その時、直感として「こういうコがダンス部のスターになってくれれば…」と思ったものです。

ひとつのシーンが一般的に広がっていくためには、やはりキャッチーなスターの存在が必要です。
高校ダンスは団体競技で、1人の人間をフューチャーしていくような作品作りはしないものですが、彼女の存在はまさにさまざまな偶然が重なり合って浮かび上がってきたものです。

まさに、偶然とリアリティから生まれた、ダンス部界のシンデレラと言っても良いでしょう。

ダンス部出身の彼女が今後芸能界で大きな活躍を見せ、それに憧れるコが高校ダンス部に入り、そして次のスターや人気ダンス部が生まれ…という好循環が、高校ダンス大会の全国テレビ中継のようなメジャーな流れに繋がれば本当に素晴らしいです。

ダンス部は、学校によって体育系にも文科系にも属される部活です。
競技としても、各大会の審査基準が違うように、未だしっかりと確立されたものではありません。
20年前なら、校内でガンガンにヒップホップをかけて女子たちが踊る、なんて光景は有りえなかったでしょう。

そう、いろんな意味でダンス部は新しいカタチの部活なんです。

部活動としての特殊性が、教育現場で適応していくカタチが面白いのであって、そこには各校の多様性が作風同様にあって、未来の青少年教育の可能性とヒントがたくさんあるとも考えています。

登美丘高校のようなシンデレラストーリーや話題性が生まれるのも、ダンス部ならではの出来事と言えるでしょう。_F1W2341

だからこそ、そこに関わる学校関係者や保護者さん、そして大会関係者には、あまり堅く決めこまずにできるだけ「ヤワラカ頭」で、ダンスで青春する若者を温かく見守ってあげてください。

どの学校に訪問しても、ダンス部のコは真面目で元気です。
コミュニケーション能力もクリエイティヴ能力も部活を通して鍛えまくってますから、将来は社会にとって有用な人材になるはずです!

2018年、日本の大きな未来像に向けて「ダンス部元年」を迎えましょう!

 

…ということで、今年もありがとうございました!
2018年もDANSTREET/ダンスクを宜しくお願いします!

DANSTREET/ダンスク編集長:石原久佳



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