オススメ映画★冬休みはちょっとオトナなほろ苦ダンス映画『フィッシュ・タンク』

2016.12.22 OTHERS

みんなはダンスしている時、どんな気分だろう?

 

なんでダンスを始めたのかな?

 

その一つに、ダンスをしている時は、普段の嫌なこととか将来の不安なこととかを忘れられるから、っていう理由があるんじゃないかな?

 

今回紹介する映画『フィッシュ・タンク』の主人公ミアは、まさにそんな感じ。

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荒んだ家庭環境、仲たがいをしたダンス仲間、不登校になってしまった学校。

それらに不器用に反発する主人公の痛々しい姿。

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でもダンスをしている時だけは、全部忘れられる

いつかダンスでこのクソみたいな日常を抜け出せれば━━。

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と、ここまで言うとよくあるダンス映画のストーリーって感じだけど、このイギリス映画は、2009年のカンヌ国際映画賞や英国アカデミー賞を受賞しているだけあって、とにかく描き方にリアリティがあって、シリアスで、予測がつかなくて、ちょっとビターエンドなお話なのだ。

 

まず主人公ミア(15歳)が、ダンスが下手くそなのがリアル(笑)。

スタジオに通っているわけでもなく、教えてもらっているわけでもなく、ただ好きでひとりで踊ってるだけだからね。

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ここで、主人公のダンススキルが開花して、一気にスターダムの階段へ……なんて感じだと、よくあるハリウッド系ダンス映画のパターンなのだけど、この映画ではダンスはあくまで物語の背景やミアのキャラづけとして描かれているにすぎない。

 

なので、カッコいいダンス映像を期待するなら見ないほうがいいのだけど、みんなと同じ思春期で、どん底のような悩みやフラストレーションを抱え、光を見出したと思ったら、また裏切られて……という主人公の姿からは目が離せなくなるだろう。

 

でも最後は、彼女が力強く現状から「抜け出していく」姿には思わず拍手を送りたくなる(時折見せる笑顔が可愛い!)。

 

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ハリウッド映画のようなわかりやすさや感動はないけれど、見た後に不思議な勇気と活力をもらえる『フィッシュ・タンク』で、ぜひオトナな感性を磨いてほしい。

 

不器用なやり方でもいいから、行き詰まった環境(水槽=FISH TANK)から抜け出すにはまず、勇気ある一歩を踏み出すこと、だね。

 

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フィッシュ・タンク

『フィッシュ・タンク』は、アンドレア・アーノルド監督・脚本による2009年のイギリスのドラマ映画である。第62回カンヌ国際映画祭で審査員賞、第63回英国アカデミー賞で英国作品賞を獲得した。ウィキペディア
初公開2009年9月11日 (アイルランド)

 

by DANSTREET



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