漢字二文字のDCCは「北九州市立」が優勝!2016年大会全チームレポート

2016.08.03 REPORT

【Dブロック】

東京都立鷺宮高等学校
テーマ:闘球
>>FINAL進出
>>ヘッドライン賞✨
ドラムの効いたロックな選曲を目まぐるしくミックス。踊りを詰め込むというよりも、メジャーな曲を楽しませるためにシンプルにダンスを構成し、フォーメーションに工夫を凝らしたアプローチ。ポピュラーで見やすく、衣装も含めて好印象なチームだ。

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大阪府立久米田高等学校
テーマ:開闢
>>FINAL進出
>>ダンスク!賞✨
昨年の優勝校は、鮮やかな緑の衣装のゆらぎとフォーメーションとスピード感を活かした、他校とは一線を隠すアプローチ。意外性のある編隊を縦横無尽・立体的に繰り出し、本大会で最も芸術性の高いパフォーマンスを創り上げた。

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三重高等学校
テーマ:熱波
本大会でも何回かカブってしまった王道の選曲で、ダンスもロックダンスの基本ステップをつなぎ合わせた形だが、学生らしい元気さとフレッシュさで好印象。笑顔の男子の存在もホッコリさせてくれる。

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トキワ松学園高等学校
テーマ:感情
喜怒哀楽を表現しただけあり、メンバーの表情がとにかく豊か。足下に隠されたオレンジのフリンジがアイディアものだ。

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北九州市立高等学校
テーマ:愛翻
>>FINAL進出
>>優勝
各大会で話題を呼んでいる、アニメーション/ポップを主体にした振り付け作品。LINEの着信音をテーマに作曲したトラックが絶妙のビート感やクセを持っていて、群舞でのウェーブやヒットやカノンなどと心地よく同期していく。この引き込まれていくような世界観作りは、高校ダンスでは異色の方向性であり、新たなフォロワーを生み出すぐらいの完成度を持っている。

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東京都立深沢高等学校
テーマ:夜遊
この日ゲストの東京ゲゲゲイを思わせるゾンビホラー作品。何よりも怖がらせることがキモ。客席から「ひえ〜!」という悲鳴が上がってきたら、一流のゾンビダンサーズだ。

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東京都立小山台高等学校
テーマ:逆襲
都立高校でも有数の進学校である同校の作品は、シリアスなメッセージをリリカルなジャズで表現していく。テーマが重いだけに、ひとつひとつの動きの説得力が肝要だが、その意味ではまだまだ伸びしろを感じる。もっと重力を感じながら、丁寧に、細かく、誠実に表現していきたい。

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日出高等学校
テーマ:生命
タレント性ある卒業生を輩出する同校は、超アグレッシブなダンスでチャレンジ。黒光りする衣装に、強力なルーティーン。練習量を裏付けるシンクロ率や、よく練られたシンメトリーの動き。息をつく間もなく2分半が過ぎた。

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宝仙学園高等学校女子部
テーマ:和魂
アメリカのダンス大会で優勝したという実績を持つこの作品。それだけあり和のテイストをうまくブレンドさせている。個々のスキルも高いが、メリハリをつけるために出ハケを効果的に取り入れても良かったか。

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【総評】
「漢字二文字の表現」という評価点が高いポイントで付けられるこのダンス部コンテスト。華やかな演出やステージが他とは一線を画し、ダンス部が目指す夏のステージとしては最高の舞台として定着している。ただし、テーマ表現への取り組み方には、学校によってまだまだバラつきがあったようだ。他大会でも出している作品に漢字二文字をくっつけたもの、パフォーマンスそのものをストレートに漢字にしたもの、あるいはテーマを深く考えさせるようなアプローチで挑んだ作品など、それぞれに対してどのような評価点がついたかは審査員によって大きく分かれるところだったろう。

ただし、創作ダンスが歴史として息づいている高校ダンス部にとって、テーマやメッセージを持つことは教育的意義として非常に高い。ダンス部大会が急増する昨今で、確固たる地位を確立すべく、本大会の今後の方向性に期待したい。

作品の質としては、当然のごとく毎年レベルアップはしているのだが、本大会は「一般目線」いわゆるエンタメ性の意識が学校それぞれに違いがあって興味深いところだ。それはわかりやすいパロディやコミカルさだけでなく、大所帯での観客の目線の散らし方や、パラレルで進んでいく振り付け、そして特にフォーメーションでの見せ方などにそれぞれ工夫が見られた。

そういう意味で、優勝した北九州市立高校は今年のダンス部大会の目玉となる新たなアプローチと言える。

相変わらず関西勢のダンスの地力は高く、関東勢のセンスの良さやコンセプト立てはどんどん向上している。中部地方はパワフルなヒップホップを生む土地柄があり、そして今年の北九州市立高校のアピール。ダンス部に脈づく地域性や伝統という視点で大会を楽しんでみるのも面白い。

(ダンスク!編集長:石原久佳)

 

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